ID : 5847
公開日 : 2007年 12月23日
タイトル
間伐材をまきに 伊那市がますみケ丘で機械を実演PR
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=9300
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元urltop:
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写真:
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伊那市は23日、まき割り機を用いた森林整備の普及、啓発を図るイベント「森林(もり)づくりと森林(もり)の贈り物」を、ますみケ丘平地林で開いた。市民15人が参加し、同所で間伐したアカマツなどを機械
でまきにし、まきストーブなどの燃料として持ち帰った。
同市は全国的にみてもまきストーブが普及し、まきの需要が多い地域。こうした特色に着目し、森林整備を促進しようと、市は今年度、まき割り機4台を購入し、「市民自らが、まきの生産と合わせて里山整備を進められる
体制づくり」(農林振興課)を計画。そのPRも兼ねてイベントを初めて企画した。
午前と午後の2回に分けて開き、市内のNPO法人森の座と、まきストーブの輸入販売会社ディーエルディー(高遠町)の関係者が講師を務めた。参加者は、アカマツやカラマツの間伐材をチェーンソーで30センチほど
の長さに玉切りした後、まき割り機で適当な大きさに破砕した。玉切りした丸太をロープで搬出する実演も見学した。
参加した同市西春近沢渡の男性(63)は、「灯油代の値上がりもあって昨年からまきストーブを使い始めた。まきが手に入り、森林整備にもつながるのはうれしい」と話し、軽トラックの荷台に次々とまきを積み込んでいた
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市では今後、まき割り機を区などに貸し出していく考えで、「里山の森林整備を進めてもらえたら」と期待している。