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ID : 389
公開日 : 2006年 2月25日
タイトル
森林再生で活性化へ いの町に近自然作業道完成
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新聞名
高知新聞
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元URL.
http://www.kochinews.co.jp/0602/060226headline07.htm
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元urltop:
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写真:
 
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吾川郡いの町長沢の町有林「未来森(とわのもり)」に、間伐材搬出や森林管理、遊歩道などに利用する近自然作業道約1キロが完成した。同町は25日、整備事業を委託するNPO法人「土佐の森・救援隊」と の間で協定を締結。森林再生による地域活性化を推進していく。
 同森は面積約15ヘクタール。自然保護や交流人口拡大などを目的に、旧本川村が平成7年度に整備に着手した。しかし財政難から一時凍結。いの町が17年度から再整備を開始し、同救援隊らボランティアによる間伐 を行っていた。
 作業道の工法は、幡多郡大正町が開発した“大正町方式”。斜面に植生を残して強度を保持し、路面に傾斜をつけて水はけをよくするなどの工夫を凝らした。低コストの維持管理と環境保全を目指し、岡山県など県外 でも採用されている。
 いの町は大正町産業課に指導を依頼。幅約3・2メートルの作業道が完成した。同森の約5ヘクタール分をカバーし、軽貨物車や林内作業車も通行可能。町は間伐終了後も遊歩道などに利用する方針で、今後数年間で 約5キロの整備を予定している。
 この日、同課の田辺由喜男課長の案内で作業道の視察が行われ、地元の林業関係者ら約30人が参加。
 参加者は「道の傾斜が通常と違う理由は」などと熱心に質問。田辺課長は「水を山側ではなく反対側に流れるようにする」「維持管理は手作業で可能」と答えていた。
 この後、近くの本川プラチナセンターで記念式典。今年4月から21年3月末まで定期的な間伐や林道整備を行う内容の協定を、同救援隊の橋詰寿男理事長と本山博文・町本川総合支所長が調印した。
 町は同救援隊と連携し、森林整備に関連したイベントをグリーンツーリズムと連動して行っていく方針。
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