ID : 4933
公開日 : 2007年 10月 9日
タイトル
廃木材から自動車燃料 大阪、温暖化防止に一役
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新聞名
西日本新聞
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元URL.
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/science/20071009/20071009_002.shtml
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元urltop:
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写真:
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廃木材を発酵させて作ったバイオエタノールを、ガソリンに混ぜて自動車燃料として販売する試みが9日、堺市と大阪府大東市の2つのガソリンスタンドで始まった。
木材を原料とするバイオエタノールの商業利用は世界でも初めて。当面は地元企業や自治体の公用車など約100台に供給。スタンドの数も順次増やし、来年度以降は一般販売も検討している。
環境省と大阪府の実証事業で、ガソリン消費を減らして地球温暖化を防止する狙い。堺市西区のプラントで建築廃材や木くずに含まれる糖分を発酵させエタノールを製造。岡山市の製油所でガソリンに3%混ぜた。品
質的には10%に高めることも可能だ。
石油業界は今年春、トウモロコシなどが原料の輸入エタノール合成物質を混ぜたガソリン販売を始めたが、食用農作物の価格高騰を招く事態にもなっている。大阪府は「私たちの方法なら間伐材や紙くずも利用できる。
環境に優しいのはこちら」と胸を張る。